目標を立てるときに大事なことは
願望にならないようにすることです
昨日まであまり勉強に取り組めてない人が
「1日10時間やる!」などという目標はよくありません
目標のハードルが高すぎます
そのような目標はむしろやる気をむしばみます
・大変なことをやろうとしているのでとっかかりにくい
・根性や精神力で乗り切ろうとして疲れる、続かない
・能力や才能で乗り切ろうとするので脳がつかれる
・できないときに、自己否定してしまう(頑張っているのに)
非常に多くの受験生が体験する失敗です
目標はあくまでそこに見えている(すぐ実現できる)から
価値があるのであって、達成した時に喜ぶためにあります
なので、最終的に達成したい目標(合格)を細かくわけ
それを現在の自分にできるレベルまで小さく、
簡単にしていきます
いい目標の条件として
・やり始めるときのハードルが低い
・1回あたりの負荷が小さく、5回くらいは余裕で反復できる
・能力や才能ではなく、反復回数で身に付けるため成功、失敗のムラが少ない
・小さな目標をどんどん達成してうれしくなる
・そのうち大きな目標を達成してさらに・・・
というように
確実に前進する仕組みにつなげるのが
目標の役割
例えば数学を例にすると
①入試で8割
↓
②赤本20年分を暗記、理解する
↓
③応用問題集を暗記、理解する
↓
④基礎問題集を暗記、理解する
↓
⑤基礎問題集を10周する
↓
⑥基礎問題集の解法を理解する
↓
⑦基礎問題集の解法を暗記する
↓
⑧基礎問題集を20題暗記、理解する
↓
⑨1日20題4周する
↓
⑩20題何となくわかる
↓
⑪20題のうちわからないものは2回読むか解答を写す
↓
⑫20題わからなくてもいいからわかるところを拾って
解説まで読んでみる
↓
⑬まずは問題だけざっと20題見てみる
↓
⑭まずは目次で20題がどんな問題か見てみる
このように分け、⑨の
「1日20題4周する」がその日の目標になるでしょう
(もちろん⑩20題何となくわかるがその日の目標でも構いません)
また、⑩~⑭がその日の「小さな目標」です。
失敗しやすい人は
④基礎問題集を暗記、理解する(理解する、だけのことが多い)
を目標に行動してしまいがち
結果1問目からいきなり
解いてみて
↓
わからない
↓
解説を理解するまでじっと見て・・・1題10分かけて理解
↓
1題10分かけてやり直し、
↓
3題で1時間・・・・
数学1題当たりの精神力や体力、時間の消費がわりにありません
例えば「ただ読んで、わかるところだけ拾い読み」を繰り返すと20題くらいなら1周10分かかりません。
20題を10分くらいで通ってしまう
これが達成感につながります
とりあえず通った
これが一つの成功です
4周するころには20題の問題もどこが大事か
どんな公式が多用されているか
いくつかの問題で共通する解き方がある
グラフを書いて答えるものが多い
など気づきも出てきて
「レベルアップ」が確実にあります
周回を重ねるごとに気づきやひらめきが自然と起こり、成長が感じられます
成長があるのでちょっと楽しくなります
5周もすれば
問題を見た瞬間解答が浮かぶものも増えてきます
自然と書いて解いてみたくなります
やる気は
行動することで、
↓
外部からの刺激を生み
↓
脳が刺激され
↓
スイッチが入る、回転しだす
というサイクルでしか生まれません
高すぎる目標などが、行動の障害になって
いるとすれば
目標の立て方も見直してみると効果が
高い場合が多いです
長くなりましたのでポイントをまとめます
・負荷の低い目標に落とし込む
・大きな目標から逆算する
・目標は1日の目標も入れ子状態で細かく階層状にする
これを習慣にすると
勉強自体の負荷が小さいので、
自然と勉強時間は長くでき、さらに充実してきますよ
勉強に関する相談等受け付けています。
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