目標を立てるのがヘタだと不幸になる①

「明日は6時に起きよう」

「人に会ったら挨拶しよう」

「家を出るときは右足から出よう」

 

「次の模試で80点とろう」

 

どれも目標として成り立ちますよね。しかし、ある視点からみると最後の目標だけ異質なものです。

そしてこのようなタイプの目標は、受験勉強のそれとしてはいい目標ではありません。

 

 

目標は、目的のための目印です。

つまり、目的(=ゴール)のために達成すべき項目で、通過点です。

 

通過点は必ず通過しないといけません。

 

例えば、本屋さん(目的)に辿り着くまでに、川にかかる橋(目標)があるようなものですね。

 

さて、人に道案内を頼まれたら目印を教えることになります。

目印は、目に見えているものからスタートします。

「あそこに見える橋を渡って、次は・・・」という具合です。

道案内が成功するための秘訣は、まずはっきりと目視できる目印からスタートすることにありそうです。

 

2016-06-27 17.08.23

では受験勉強における目標について考えてみましょう。

よく教室でも

「7月までに三角比を終わらせる」

「模試で20点あげる」

などのような目標を耳にします。

これははっきりと目視できる目印になっていません。

 

数値化され、具体的だからよいように見えます。しかし、大きな問題があります。

それは達成できるかどうかわからないという点です。

 

これは道案内で、

「ここからは見えないけど、しばらく歩くと川の上に橋があるかもしれない。もしあったらそれを越えて次に・・・。」

 

と案内するようなものです。ちょっと信用できない案内人ですね。

そしてここからがとても肝心な事なのですが、案内された人はどう思うでしょう。

橋がもしなかったら・・・

 

「橋なんてないじゃないか!

どうしてもあと10分で本屋に行って買いたいものがあるのに・・・」

 

と、憤慨するかもしれません。

あるいは泣いてしまう人もいるかも。

 

そう、不幸になってしまいます。

 

目標にはどうやら、危険な目標というものがありそうです。

 

次回は、いい目標と悪い目標の違いについて書いてみます。

 

勉強に関する相談等受け付けています。

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