名前の通り、物理を一からわかりやすく解説してくれる参考書です。
一見分厚くて圧倒されますが、図が多いのでサクサク進みます。
基礎を固めるのに最適な一冊です。
全て仕上げれば、物理に対する見通しが相当広がるでしょう。
本題に入る前に、物理を学習する前提を挙げておきます。
●物理を学習する前提
①法則や定義をしっかりと理解する。
理解の定義は、「自分の言葉で、日本語で正しく説明できる」ことです。
②問題文を正確に読む。
問題を解いている際中に、わからないことが出てきた場合、多くのケースで問題文を読み落としています。
③答えが妥当なのか検討する。
現象に対して明らかに異常な値がでていないかどうか、単位が矛盾していないかどうか、確実に検討しましょう。
次に参考書の使い方です。基本的には浪人生をイメージしています。
●参考書の使い方
◇第1段階(1週目)+
1週間単位で進めていきます。
・月~木
チャプターを1日ひとつずつ進める。
※参考
上巻 16チャプター
下巻 14チャプター
チャプターの進め方は次の通りです。
①本文を3回読む
②付属の問題集で、チャプターと対応する問題を3回熟読する
①について、
1回目は流し読み。わからないところがあっても飛ばす
2回目はわからないところを探しながら読む
3回目はわからないところを中心に読む
②について
問題は解かない
問題を解くより、解説の理解に努める
解説を一字一句読んで定義や法則を理解する
それほど分量はないので3回とも熟読する
・金~日
②で熟読した問題を実際に書いて解いてみる
解けていない問題は本文と解説を再確認する
チャプターの最後にある用語チェックを確認する
即答できない場合は本文の該当箇所を確認する
◇第2段階(2週目)
付属の問題集を再度解いてみる
スラスラ解けて、なおかつ解答が全て理解できれば〇をつける。それ以外は×
全問題が〇になるまで続ける
◇第3段階
次の問題集に進む
わからない箇所が出てきたら戻ってくる
●補足
チャプターを進める速度は目安です。
力学はそれより早く進むでしょう。
電磁気はやや問題に力が入っているので、進みが遅くなります。
全体を終了させる目安は2~3ヵ月です。
この参考書をすべて完璧にできれば、受験のスタートラインに立てます。
後は次の問題集に進みましょう。
おすすめは体系物理です。
体系物理についてはいずれ解説する予定です。