受験生の代表的な文法問題集Next Stage
授業で担当生に指導している勉強法です
偏差値50ちょっと~60くらいの人にお勧め
スクランブルや即ゼミでもやり方は同じです
カリキュラムでは3週間で全問習得します
ターゲットの使い方も別記事で紹介します
化学基礎問の勉強法にも共通するところがあります
ネクステの使い方
~1週間で約500問×10周=5000問解く!~
5000問!
大丈夫です やれる方法があるんです
とりあえず読んでみてください
10周の各周でやることは異なります
記事の後半で全周回で何をやるか説明していますが
最大のポイントは500問を一気にやるところです
一気に500問やるから、問題の理解が深まります 20問ずつとかでは効果は10分の1もないかもしれません
その仕組みはこうです
Partのかたまり(数百問ある)全部を一気に通るので
例えば
stick to 、 cling to が同じ意味
とか
「~に帰する」の表現が色々ある
とか
前置詞of が「~のことを」と訳すのは
頭の中の情報に関しての時だな~
とか
Whenが副詞節のときは、主節は進行形か完了形が多いな
など自然と気づきます
大量の問題が一気に流れこんでくるので
脳が勝手に、いろいろな問題を関連させ始めたり
他の問題をやっている時に、別の問題を
脳が勝手に思い出したりしてくれます
やってみたら効果はわかります(1周目で分かる)
イディオムや文法がいろんなところでつながって
勝手に文法力が上がる仕組みです
センスとか才能は指導経験上関係ありません
全体を通して、スピードを意識しましょう
パッパパッパやっていきます
では早速各周ごとにどうやるか説明します
1周目(初日その1):趣味の雑誌
を見ている感じで1~500番くらいまで
(切りのいいところまで)読む
正確にいうとPart1文法の514番すべてです
問題→解答→和訳→解説の順に
1問ごとに読んでいきます
わからなくてもしつこく繰り返さないで、
どんどん読み進める
時間:1.5時間~3時間(個人差あり)
ポイント:決して覚えようとはしない
趣味の雑誌はただ「ふ~ん」とか「へぇ~」とかいう感じで見ますよね
脳が勝手に関連事項を思い出したり
文法毎の共通概念を発見してくれたりしますから
わからないところがあっても飛ばします
「まいっか、どうせわかるでしょ」
そんな感じで楽しく読みます
まいっかマインドは勉強が捗ります
2周目(初日その2):1周目と同じことをします。
時間:1時間~2.5時間
ポイント:2回目でもよくわからないところは
蛍光ペンなどで解説にチェックすればOK
このチェックはあとでまた見るとき
考えるポイントが一目でわかるのが目的です
理解が目的ではありません
しつこいようですが、覚えよう、理解しようなどと考えて
脳力を振り絞ったり張り切っては挫折します、疲れます、飽きます
趣味の雑誌感覚で楽しみながら「そうなんだ~」的な感じで読みます
何となくわかったぞ という小さいけど確かな成功に目を向け
プラス思考で読み進めます
初日はここまで
3周目(2日目その1):全部の問題に答えてみる
時間:1.5時間~3時間
ポイント:決して書いて解かないでください
時間の無駄です
何倍の時間がかかるか想像したくもありません
ノートに書いてもどうせ見直さないし成績は伸びません
ノートまとめも必要ありません
ネクステのまとめの方が秀逸です
問題を見て、正答を選んでみる→解答を確認
間違えたら、和訳→解説と確認する
※この時点でもよくわからなくても構いません
6割くらい正解できるかな?くらいがちょうどです
「どうせわかる」んです
しつこいですか?大事なんです
いつも自分の思考が「完璧主義」になっていないか
チェックする習慣が大事です
また、この時点で大部分理解できてきます
4周目(2日目その2):3周目と同じ
時間:1時間~2時間
ポイント:以前はわからなかったものが
わかるようになったものは
解説の大事なポイントに色ペンで線を引いたり
色ペンでメモをします
例えば「Whenは(副)で未来→現在、(名)で未来→未来」
(※(副)は副詞節、(名)は名詞節のこと)
など書き込みます
だらだら板書を写したような
長いメモは良くありません
これで今後見直すときに自分にとって大事な部分が
一目でわかるようになります
これが目的です
2日目終了
5周目(3日目はこれだけ):4つから正解を選ぶ問題など、 他の選択肢がなぜダメなのか しゃべって解説してみます これをやらないから文法が もうひと伸びしない人が多いです スピードを意識して 早口でしゃべるようにしましょう 語整序などは 正解の文を答えを見ずに音読 この時もその順序になる根拠をしゃべります
時間:2時間~3.5時間くらい
ポイント:とにかく声に出して解説するのが最大のポイント
この時に文法理解が飛躍的にアップします
口(くち)パクでも効果は変わりません
人間は口の運動を「しゃべった」と
認識できるようになっています
(試しに口パクで歌ってください、頭では歌えてますよね)
自習室でもガンガン 口(くち)パクしましょう
周りから奇異の目で見られるかもしれませんが
それは諦めてください
また、解説ができないものは質問したりして解決してください
でも、できるだけ自分なりの解説をする
その方が力は圧倒的につきます
ここが最大の山場です
6周目(4日目もこれだけ):5周めと同じことをします
時間:1.5時間~3時間
※実はここまでで文法理解はかなりなレベルになります
次の日実感できます
7周目:(5日目その1)問題文を音読する
この時、解答の選択肢を見ずに瞬間で答えを埋めながら
すらすら読むようチャレンジする
意外と言えるようになってます
読めたら正答の根拠をいう
例「文末がon weekendsだから、時制は習慣を表す現在
だからdo」
とか
「未来に関する仮定の文だからwere to」
とかです
読めないときは選択肢を見て
もう一度答えを入れて、問題文を音読
根拠もしゃべる
時間:1.5時間~2.5時間
ポイント:7周目くらいには自然と答えが暗記できています
解答根拠も自然となぜ答えがそうなるのか浮かぶようになっています
この時、自分の文法理解がめちゃくちゃ深くなっていることに驚きます
問題文を見た瞬間、何が聞かれて何が答えかわかるようになってきます
8周目(5日目その2):7周目と同じことを繰り返す
時間:1.5~2時間
ポイント:だんだんスラスラ読める文が多くなります
8周目くらいから、問題文のどこがポイントとなるか
瞬間的にわかる問題だらけになります
9周目(6日目その1):8周目と同じことをやります
時間:1時間~1.5時間
ポイント:これくらいになるとほぼ全部スラスラいえるようになります
問題を見た瞬間に、何を聞かれるか、なぜその答えになるか
選択肢を見なくても余裕でわかるようになります
10周目(6日目その2):9周目と同じことをやる
時間:~1時間くらい
ポイント:このころには問題文や答えを
脳が暗記できてしまっているものも増えます
問題ごとの類似点も把握でき、知識がグループ化されます
似た表現や文法知識が自然と頭の中で整理され
新しい理解の段階に自然に進みます
こうなったら音読はもういりません(してもよい)
眼だけで瞬間復習できるようになります
時間も人によって30分もかからないでしょう
問題を見た瞬間、問題のポイント、解答根拠
おぼえるべきイディオムや文法が
自然と頭に入っています
これが最大の狙いです
さらに副産物として
文全体を瞬間で把握する力も付き始めます!
以上のようにおぼえようと頑張るのではなく
脳が自然に覚えるよう仕向けます
ここまでの10周を1週間の計画に組み込みます
1週間で500問くらい×3週間で終了です
こうやって
週に12時間~24時間の時間を英語に割けば3週間で1500問すべて終わります
現役生でも1日3時間くらいを3週間なので頑張ればできます
基本的に医学部合格者の平均的な勉強時間(自習時間)は週90時間くらいですから妥当なところです(既卒生の場合)
(英語25時間 数学30時間 化学15時間 物理20時間 などでしょう)
3週間は英語はネクステだけなど、一点集中が絶対おすすめです
マスターしたらネクステ1500問すべてを復習するのに30分くらい
という状態に持って行けます
模試の前日に30分見直して
全て頭に入った状態なら、点数も高いのは当たり前ですね
まとめます、以下をメモってやってみてください
初日:雑誌読み2回
2日目:問題演習2回、ライン引き
3日目:誤答の根拠解説口パク1回
4日目:同じく口パク2回目
5日目:問題文正解補完音読(口パク)、根拠口パク2回
6日目:同じく2回(だんだん口パクはいらなくなる)
やってみたら効果はわかります
勝手に文法力が上がる仕組みです
注意点として、化学等に比べ忘却はやや早めに訪れます
3週間のクールが終わって1か月以内に
ネクステすべての総復習!みたいな日を1日決めて
全問パッと見直すといいです
その後は模試前日にやればOKです
書いてはダメですよ
※勉強に関する相談等受け付けています
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