共通テストになると、国語の試験はどう変わるのか?

「共通テストになって結局のところ、何が変わるのか分からない。」

「記述式の出題が見送られたって聞いたけど、それっていままでのセンター試験と変わらないってこと?」

という疑問・不安を抱いている受験生も多いと思います。

以下の文章では、

  • 共通テストになると国語の試験がどう変わるのか?
  • どのような対策が必要か?

の2点について説明したいと思います。

【結局のところどのように変わるのか?(変更点総論)】

もともと、国語の入試改革の3本柱として考えられていたのは、以下の3つです。

  1. 記述式の導入
  2. 実用文の導入
  3. テキストの複数化

(同じ大問の中に複数の文書・資料があり、関連付ける)

2019年12月に見送りが決定したのは、上記のうち1のみについてであり、2及び3の変更は、そのまま引き継がれる見込みです。

《まとめ》
共通テストでは、
●実用文からも出題されるようになる
●大問1つあたりの文章や資料が複数化する

【大問構成】

記述式の出題が見送りとなったことで、従来通り大問4つを80分で解くことになります。(記述式が出題される予定だった時は、記述式の大問1つが加わり、合計5つの大問を100分で解かせる予定だった)

センター試験同様、古文・漢文で大問1つずつ、現代文の出題は、センター試験同様、大問2題の出題となります。

【現代文の変更点】

センター試験では「評論」「小説」が出題されていましたが、共通テストでは

・論理的な文章

・文学的な文章

・実用的な文章

を題材にすることが決定しています。

さらに、前述のように上記題材がそれぞれ1つの大問で出題されるのではなく、違う種類の文章を組み合わせて出題されることが検討されています(=テキストの複数化)

【実用的な文章とは】

試行調査(プレテスト)では、

H29:高校の生徒会の部活動の規約。

   生徒同士の会話文とアンケート結果などの資料がついていた。

H30:著作権について書かれたポスター・著作権法の条文・著作権についての論説文

参考:H29 プレテスト

【古文・漢文の変更点】

現代文同様、テキストが複数化する可能性が高い。

参考:H29プレテスト

【今後の勉強法】

以下に、重要だと思うことをまとめます。

1、試行調査(プレテスト)の問題を解いておく

「大学入試センター」のHPに、過去2回分のプレテストの問題・正解が発表されています。

https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/index.html

今後新たに試行調査は実施しない方針のため(2020年2月現在)、「大学入試センター」の発表した共通テストの問題としては、この2回分しかありません。

記述式見送り決定以前に実施されたものなので、記述式を含みますが、なるべく早めに一度解いてみましょう。センター試験との違いがわかると思います。

2、模試の活用

(前述のように)公式のプレテストは2回分しかないため、共通テストの傾向を踏まえた問題を解くのは貴重な経験です。都合のつく限り、共通テストと同じ形式の模試は受けておきましょう。

3、センター過去問の活用

センター試験でも、「思考力・判断力・表現力」を問うというように、問題が少しずつ変わってきていました。センターの過去問も今まで通り活用しましょう。

4、基礎力の徹底

 本番の共通テストがどうなるか、正確なところは誰にも分からないというのが実情です。受験生が驚くような新傾向な問題の出題もありえなくはありません。

 確実なところで点数が取れるよう、思考力・判断力の前提となる、基礎力を徹底しておきましょう。

 ・語句の知識(現代文)

 ・漢字の知識

 ・古文単語

 ・古典文法

 ・漢文句形句法

 なお、上記項目の具体的な勉強方法については、別のところで書く予定です。

5、解答の根拠を探す訓練

今まで述べたように、資料や文章が複数化し、大問1つにつき文章も1つという従来の形式ではなく、大問1つにつき複数の文章や資料がある形式になる可能性が高いです。

そのため、問題演習の際には、

●問われていることをきちんと押さえる

●解答に必要な箇所を探す

ことを意識しましょう。

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