テストの点数が低いと悲しいですか

テストの点数が低いと悲しいですか

テストの点数が低いと悲しいですか

 

もし悲しいなら、これからの勉強はつらいものとなります

テストの点数に、良いも悪いも本来ないからです

テストの点数を山登りで考えましょう

 

みんなが登っている山があるとします

そこにあなたも参加しようと決めました

 

現在30メートル地点なのが悲しいですか

 

50m地点なのが悪いですか

 

自分より先に行っている人がいるのが悲しいですか

 

先に始めた人もいれば、登るのが速い人も遅い人も当然います

自分より低い位置で登っている人もいるでしょう

 

当たり前です

 

「30mしか登ってないのか」とか

 

「50mまで来たな」

 

「先に行っている人がいて、悔しいな」などの感想なら自然ですが

 

「頂上がまだなのが悲しい

「まだ50mの自分が恥ずかしい

「90mが目標だから、今の自分は悪い

 

というのは不自然じゃないですか?

目標が90mで今50mならあと40m登ればいいだけでしょ?

50mで何か問題あります?

 

どうせ登るんでしょ?これから。

 

「30m地点より50m地点の方が頂上に近い」

ならわかりますが

「30m地点にいることより50m地点にいる方が良い

っておかしくないですか

 

良いも悪いもないですよね

 

 

良い とか 悪い とかの「善悪評価」って邪魔なんですよ

山を登るということ自体

「良いこと」でも「素晴らしいこと」でもないんですから

 

テストや入試も同じです

 

本質的に入試やテストは

「合否判断基準」や「成績評価基準」です

 

「合格点」=「は〜い君〇〇ルートでゴールイン!お疲れ様〜」

「成績」=「お〜、君はここら辺のグループでは上位〇番以内で良いペースだね~」

 

みたいな

ある競争でのただの「他者による評価」なんです

運動会の競争で50mそうした時

「1番だったから素晴らしい人だ」とか

「4番だったから良くない人だ」とは評価されません

1番だった、4番だった、足が速かった、遅かった、それだけ

 

ところが勉強や入試、模試だと

「この成績は悪い」「もっと頑張らないといけない」

「サボっちゃダメ」「努力、根性・・・」「自分はダメな人間だ・・」

 

おかしくないですか?

 

 

今30点で90点取りたいなら

あと60点分勉強すればよいだけです

 

「30点が悪い」とか「恥ずかしい」とか感じるときは

 

①自分の点数を人に評価させている

(山登りでは何m登ったかを人に見てもらって、評価をしてもらっている)

②勉強をさせられている

(山に自分で登ろうとせず、人に登らせてもらってる)

 

このどちらかです

 

このような勉強(山登り)はつまんないし、つらい

 

なぜなら常に「こうやれ」「ああやれ」「まだ〇m」なんて言われるだけだからです

しかも登りたくないルートなんです

 

最悪です

 

登山の様子をテレビ中継で見ているように、他者の視野はせまい

 

今の斜面の起伏が登っている本人にとってどうなのか

頂上が高く見えているのか、低く見えているのか

一歩一歩でどのくらい筋肉に負荷がかかっているのか

他人の視点ではわかりません

 

傍観者の評価ってそんなもんです

 

点数が低くて悲しい、そうならないためには

 

①点数を自分で分析・評価する

(今何mの位置で、あとどれくらいか、登り方のどこが改善できるか、どううまく登るか、自分ならどれくらいの位置まで登れるか考える)

もちろん先生たちに、アドバイスを求めたり

ヒントをもらったりということも有益です

 

②勉強をしようと思ってする

(自分で山を登ろうとする、ルートを自分で決める、ペースを自分で決める)

 

そうすれば、周りの言う「この大学目指すには、もっと勉強しないと・・」

「模試判定が悪いから、志望校を考えなおしたら?」

「〇〇大学くらいには受からないと意味ないよ」

「受験生は勉強が仕事!」・・・

 

のような言葉にも、落ち込みませんし気になりません

人の評価に影響をうけません

 

だってそれって自分の本当の状況や気持ちをよくわからない

他人の勝手な評価ですから

 

先生方には、アドバイスやヒントをもらっているだけ

模試やテストは現在の立ち位置を測ってもらっているだけ

 

あとは自分でそれをもとに考え、行動する

登らなければいけない登山ルートなんてありません

登りたいルートで、登るだけです

もちろん山を自分でえらんでも(大学進学以外でも)

なんの問題もありません

登ると自分で決めて勝手にのぼればよいだけです

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